有病者歯科検査医学

所属メンバー

教授
福本 雅彦
准教授
續橋 治,深津 晶
専任講師
小峯 千明,渕上 真奈
専修医
大森 寛子,小倉 由希,小西 賀美

講座の特徴

 当講座は,1971年に日本大学松戸歯学部付属歯科病院中央検査室として開設されました。開学以来,単に虫歯や歯周病といった口の中の治療に限定せずに,口腔の健康を通じて全身の健康を考えるという「メディコデンタル=医学的歯科学」を教育理念とし,現在も受け継がれております。これに基づき,まずは全身の状態を診るということで血液検査,尿検査,血圧測定,呼吸機能検査,心電図測定などの検査を行い,患者の全身状態を正確に分析し,歯科治療に役立てております。さらに歯科人間ドック外来も開設10年を迎え,本年度からは「口腔機能低下症」に関する検査外来の取り組みも行っています。むし歯や歯周病の予防,早期発見,早期治療はもとより口腔癌などの口腔粘膜疾患,アレルギーや基礎疾患から発生する口腔病変,歯科心身症など,患者さんの多彩な要望,治療への期待に応じ,全身と心の健康もサポートする体制を整備いたしました。更に近年,高齢化が進み,筋肉の衰えなどから飲み込みにくさを訴える患者さんに対し,耳鼻科と連携し咽頭部にファイバースコープを使用した診査を予定しております。社会が求める確かな技術と豊かな知識をそなえた歯科医師として活躍していくには一般歯科診療技術だけでなく,医学的な知識を高めることは重要な課題です。当講座は歯科治療を迅速で正確に行うために臨床検査をとおし歯学と医学の連携を積極的に行い,社会に貢献できる歯科医師育成のための新しい歯科教育の場としての役割を果たしております。

講義

歯科医学概論(1年生),歯科臨床検査医学(4年生),臨床実習(血液検査,尿検査,データ分析) (5年生),テーマ別講義(5年生),課題別講義(6年生),歯科総合講義(6年生)

研究内容

 多様化する患者のニーズに応えるべく病理学,免疫学,細菌学,生体材料学などさまざまな分野にわたり研究をおこなっています。病理学では診療に直結する細胞診,組織診,術中病理診断を行うことで,基礎的研究に基づいた知識・技術の向上をはかり,顎口腔領域(口腔癌,天疱瘡,扁平苔癬,唾液腺炎等)の迅速な治療に役立てております。口腔細菌学では,選択培地の改良により,原因菌を効率的に検索し,むし歯や歯周病,口臭の予防,治療に成果をあげております。歯科保存学では,光線力学療法を応用し,歯髄の抗炎症作用・硬組織形成誘導のメカニズムの解明をしています。また活性酸素を応用して根管内・歯周ポケット内の殺菌効果を高めることで歯の長期的な維持に取り組んでいます。再生歯科医学では,外傷,口腔がん,歯周病による歯槽骨の破壊や欠損,吸収などで歯牙を喪失した患者さんに対応するため,ポリ乳酸に代表される生分解性高分子材料を応用して顎骨や歯肉などの口腔組織の再生を目指しております。以上,他分野に及ぶ研究から現在は,新たに病理学と光線力学を併用した口腔がんの早期発見を目指すべく,がん細胞に光増感剤を取り込ませ蛍光診断をおこなう光線力学診断の研究に邁進しております。

連絡先

TEL
047-360-9465
FAX
047-361-2712
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