保存修復学

所属メンバー

教授
小峯 千明
准教授内山 敏一
専任講師
神谷 直孝,寺中 文子
専修医
庫川 幸利

講座の特徴

 保存修復学講座は,むし歯を主とする歯の欠損や形態不良および歯の変色を機能的で審美的に修復する臨床講座です。診療面では,審美的接着修復材料であるコンポジットレジンを用いて健康な歯質を出来るだけ切削せずに処置を行う「歯に優しい治療」を行なっています。さらにマイクロスコープなど最新の機器や機材を用いて歯科治療時の不快感を与えることなく、精密な治療を心掛けています。さらに変色した歯の漂白治療や齲蝕予防にも取り組んでいます。研究面では,接着修復材料の接着機構の解明と色調適合性の高いコンポジットレジン材料の開発、歯の再石灰化を誘導するリン酸カルシウム材料の開発、新しいむし歯予防材料の開発,歯科用レーザーによる知覚過敏抑制効果の検討を行なっています。教育面では、3年次基礎実習で歯科医療の基本となる歯の切削実習を徹底し,症例に応じて必要な修復材料を選択し,適切な処置が行えるよう教育をしています。5年次からの臨床実習では,見学や診療介補を通じて多くの症例を学びながら、症例に対するディスカッションを実施することで知識の深化を図っています。さらに5・6年次歯科医学総合講義では、歯科医師国家試験を見据えた対策講義を実施しています。

研究内容

 接着修復材は著しく進化しています。接着領域では,ワンステップボンディング材の歯質脱灰能と接着機構の解明を行い,充填材料の重合挙動や重合収縮応力に関する研究と修復材料の摩耗・劣化による色調変化など色彩学的に検討しています。一方でリン酸カルシウムセメントによる再石灰化能を付与した根管充填用シーラーの開発や象牙質コーティング材の象牙細管封鎖性と接着性の改善に向けた評価を行っています。

連絡先

TEL
047-360-9360
FAX
047-360-9358
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