学生の学びについて

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1・2年次の学びについて

 1年次では教養科目である数学や物理,生物,化学,英語,ドイツ語などを学びました。各科目の先生方が優しく丁寧におしえてくださったので,高校で文系のコースだった私もしっかりとした知識を身につけることができました。
 2年次では基礎医学である解剖学や組織学,生理学,生化学,微生物学などを学びました。一番印象に残った授業は,2年次の後期に行う「解剖実習」です。人体の骨,筋肉,血管,神経,各臓器について学べたことは大変貴重な体験であり,1・2年次で基礎医学を履修したことは,知識はもちろんのこと,歯科医師になる者としての心構えや人間の尊厳を学ぶことができたと思っています。このことは,歯科医学のプロフェッショナルになるために必ず活きてくると考えています。

3年次の学びについて

 「歯は何を使って削っているのだろう?」,「虫歯はどうやってきれいに治しているのだろう?」と一度は疑問に思ったことがあると思います。3年次では,そんな疑問が解決します。2年次まで学んだ基礎歯科医学を応用して,「歯科医師らしい科目」である臨床歯科医学領域を勉強するからです。実際に歯を器具で削ったり,削ったところをきれいに治したり入れ歯を作ったりする授業や実習を行います。自分が製作した入れ歯やかぶせものが完成した時の達成感は最高でした。3年次ではとにかく手を動かす実習が多いのが特徴です。授業や実習時間も増え毎日が新しいことばかりで,大変な時期もあります。しかし,今まで知らなかったことを理解できた時や自分で出来るようになった時にとてもやりがいが感じられました。3年次の1年間での学びによって「自分は歯科医師になるのだ」という自覚がさらに強くなりました。

4年次の学びについて

 4 年次になると3 年次までの勉強に加えて,臨床科目の授業が増えて,より一層専門的な分野の講義や実習を行います。私が特に興味深く感じた講義の一つに「総合医学」があります。この講義を通して医学領域について広く学ぶことができ,松戸歯学部の教育理念である「医学的歯科学」を実感することができました。また,歯科医学総合講義4では,4年次終了時に行われる共用試験(CBT とOSCE )に向けて,今までの知識を総復習する講義を受けることで,無事に合格することが出来ました。大学では,グループ学修や自分に合った勉強法を見つけて,コツコツと学ぶことが大切です。私は4年間,部活動にも力を入れてきました。歯科医師という職業は,とてもハードで体力が必要だと先輩達から聞いていたからです。勉強と部活を両立できる環境が整っていることも松戸歯学部の良いところです。

5・6年次の学びについて

 5・6年次における臨床実習の最大の長所は,来院患者さんが多く,見学だけの臨床実習ではなく実際の治療に参加させてもらえる診療参加型であるということです。院内生一人一人に,患者さんが配当され,治療計画から単純な治療まで私たちが担当します。院内生のうちから責任をもって患者さんと接することになるため,歯科医師となるためのプロフェッショナリズムが高まります。歯科医師国家試験に向けての歯科医学総合講義6では,先生方の親身で情熱溢れる講義が特長です。理解できなかったことに対しては,いつでもウェルカムで,学生が質問し,話し易く,またインターネット(webclass)を通じて先生に質問することもできます。先生方から積極的な情報発信がなされるなど,時間を有効に使いながら疑問を解決し,知識を深めることができました。
 松戸歯学部での6年間はよく遊び,よく学んで過ごしたと思います。松戸歯学部のカリキュラムを信じて勉強すれば,必ず歯科医師国家試験に合格できると思います。皆さんの貴重な大学生活を松戸歯学部で過ごしてみてください。


障がいのある学生支援のガイドライン

基本姿勢

すべての教職員が,障がいを理由とした差別の解消に積極的に取り組み,障がい学生と障がいのない学生が共に学べるように支援します。また,障がい学生の効果的な支援には,学生の協力が不可欠です。障がいのない学生が,無理なく積極的に支援にかかわれるような体制を構築します。

支援対象者

支援対象者は,障がい及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会的生活に相当な制限を受ける状態にあり,障害者手帳又は医師の診断書等の根拠資料を有する者若しくは本学が支援の必要性を認めた者であり,原則として支援を受けることを希望した者とします。

支援内容
  • 入学試験出願前の相談

    障がいにより通常の入学試験の受験や入学後の修学に支障がある場合は,入学試験の出願前に学部の入試係に相談してください。本人,保護者,学部の3者による丁寧な対話のもと,受験の際の配慮内容や入学後に可能な配慮内容について確認を行います。学部の事情等によって希望する支援を提供することが難しい場合もありますが,可能な限り障壁を取り除き,受け入れられるよう努力します。

  • 受験上の支援

    入試形態や障がいの状況に応じて可能な限り,別室受験,試験時間延長,拡大文字の問題用紙・回答用紙を配布,拡大鏡等視覚補助用具の持参及び使用の許可などの支援を行うよう努力します。

  • 入学後の支援

    障がい学生の支援窓口として,学部に「学生支援室」を設置します。また,大学での勉強や学生生活に不安を抱えている学生に対して,気軽に相談できるよう「学生支援窓口」を整えています。
    科目等により事情は異なりますが,障がいの状況に応じて可能な限り次のような支援を行うよう努力します。

    • 授業支援

      障がいに応じて可能な限り支援を行うよう努力します。
      (1)視覚障がい(2)聴覚障がい(3)肢体不自由(4)病弱,発達障がい,精神障がい,知的障がい
      専門知識・技術を持った人間性豊かな歯科医師・研究者育成のため,個別に対応を検討します。

    • 試験においての支援

      障がいに応じて可能な限り次のような支援を行うよう努力します。
      支援機器の利用,試験教室の変更(別室受験) 等

    • 学生生活支援

      授業・試験以外の行事においても,障がい学生が参加できるよう,障がいに応じて出来る限りの支援を行います。

  • 支援の流れ
    • 相談

      学生支援室で,障がいや修学上の困難についての相談を受け付けます。

    • 面談

      学生支援室で面談を行い,どのような支援が必要化を一緒に考えていきます。
      また,支援の希望によって学生支援室を介して教員,教務課,学生課,保健室などを交え建設的な対話を行います。

    • 支援内容の決定・通知

      「障がい学生支援委員会」で支援内容を決定し,学生支援室より障がい学生及び関係教職員に通知します。

    • モニタリング

      学生支援窓口で定期的に面談を行い,支援が順調に進んでいるかを確認します。

施設設備の支援

障がいの有無に関わらずすべての学生が,キャンパスのどこにおいてもお互いに学び合える環境の整備をめざして,キャンパスの整備に取り組みます。

教職員・学生への啓発

すべての教職員・学生が障がいを理由とした差別の解消に対して正しく理解し,積極的に障がい学生支援に取り組むよう,講演会,研修会などの啓発活動を行い,すべての人に開かれた学部を目指します。

情報公開

障がい学生の在学状況,障がい学生に対する支援の方法などについて,ホームページ等において情報公開します。

日本大学障がい学生支援に関する基本方針(PDF:244KB)
障がい学生支援(合理的配慮支援)
日本大学 HP
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