取得できる資格・免許

歯科医師国家試験

歯科医師国家試験とは?

歯科医師になるには,歯科医師国家試験に合格して,厚生労働大臣が発行する免許を取得しなければいけません。 国家試験は毎年1回,1月下旬から2月上旬頃に行われます。問題数は一般問題180題,臨床の場での問題解決能力を問う臨床実地問題が100題,必修問題80題の計360題です。
必修問題は,歯科医師として必ず具有すべき基本的な最低限度の知識及び技能を有する者を識別する目的で出題されています。
一般問題は基礎歯科医学領域から臨床領域に渡って出題されています。
また,必修問題,一般問題の配点が1点であるのに対して臨床実地問題は3点となっており,5・6年次の臨床実習を重視する傾向となっています。

対策は?

学修支援補修講義
5年次後期より,夕方に補講を実施しています。
これまで学んだ授業の復習と小テストを通して弱点を認識することで,効率よく国家試験の受験勉強に取り組めます。

歯科医学総合講義6
歯科医学総合講義6は6年間の歯学部教育を総括するまとめ講義です。
定期試験は歯科医師国家試験を徹底的に分析し,問題数や合格基準を国家試験水準としています。

国家試験対策委員会
各講座に1人以上の国家試験対策委員会の教員がおり,適切な勉強方法や,いつでも質問ができる体制を整えています。
6年次教育主任・国家試験対策委員を中心に,面談方針を定め2者面談・3者面談を実施し学修支援をしています。


共用試験

共用試験とは?

共用試験とは,臨床実習の開始前と終了時に実施されるもので, 実際に患者さんと接する際に必要な知識・態度・技能を身についているか否かが評価される試験です。
【臨床実習開始前】
臨床実習の開始前に実施される試験は,CBT(Computer Based Test)とOSCE(オスキー:Objective Structured Clinical Examination)という試験で構成され, 臨床実習を行うための“仮免許試験”といえるでしょう。
CBTは,コンピュータを利用した試験で,基本的知識や応用力が評価されます。
OSCEは,医療面接の課題と治療手技に関する課題があり,態度・技能が評価されます。
CBTとOSCEは,(運転免許に例えると,CBTは学科試験,OSCEは技能試験の関係です)どちらかだけできれば良いというものではなく,両方に合格して初めて臨床実習に進めることになります。
【臨床実習終了時】
臨床実習の終了時には,Post-CC PX(Post-Clinical Clerkship Performance eXamination:診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験)という試験が行われます。
Post-CC PX は,CPX(Clinical Practice eXamination:臨床実地試験)とCSX(Clinical Skill eXamination:一斉技能試験)という試験で構成されます。
CPXは,併設の病院で行われ,患者診療おいて主に態度が評価されます。
CSXは,模型を用いて行われ,基本的な診療技能の修得状況が評価されます。
どちらも臨床実習を通じて総合的な臨床能力が身に付いているかが評価される試験です。




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