口・顔・頭の痛み外来
Department of Orofacial
and Head Pain Clinic
and Head Pain Clinic
外来診療担当医表
口・顔・頭の痛み外来のご案内

さらに,いろんな歯科で歯を治療したがまだ痛い方や抜歯したあとも痛い,各種の顔面の神経痛や舌がヒリヒリする舌痛症,頬や顎などが慢性に痛むが調べても病名のつかない顔面痛などの患者さんです。
また,慢性,習慣性のつらい頭痛の患者さんなど,文字通り,口から,顔,頭と頭部の痛みのすべての患者さんが訪れています。
なぜ「口・顔・頭」なのでしょうか
なぜ歯科大学病院に「口・顔・頭の痛み」の専門外来を設置したのでしょうか?それはたとえば,顎関節に原因のある顎関節症関連の痛みの患者さんがたくさん当病院にみえますが,多くの場合,顎関節そのものよりも,顎関節を動かす筋肉に過剰の負担を持っていることが多いのです。こうした噛むためにある筋肉は,近くで働いている首の筋肉や頭部の筋肉と密接に関連していますから,いわゆる肩こり頭痛(緊張型頭痛)や首の痛みなどを一緒に持っている場合が多く見られます。このような方では,顎の周辺だけでなく,首や肩こりも一緒に治療することが効果的で必要なことなのです。
また,顔に痛みを持っている患者さんでは歯科,耳鼻咽喉科,頭頸部外科,内科,脳神経外科などいくつもの病院を回り回って,それでも診断が明らかにならない,対処法を指導されない,ということが多く起きています。こうした患者さんに充分な診療をできるように体制を整えました。
実際の診察は

以上のように,連携をより緊密にして診断の遅れや漏れを最小限にする努力をしています。まず初診担当がお会いして方向付けを行い,可能な限り同じ日のうちに必要な専門担当の診察をすませて初期の治療方針を決定するようなシステムとなっています。