障害者歯科学

所属メンバー

講座の特徴

【教育】
　障害者歯科学講座の所属医員は，日本障害者歯科学会認定医，指導医，専門医，専門指導医，日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定医，日本老年歯科医学会認定医など，専門的な知識を有しています。これらの専門性のもと，１年生から６年生，大学院，臨床研修医までの講義や臨床実習を担当し，特別な配慮が必要な患者さんに多面的に対応ができる知識・技能・態度が修得できるように取り組んでいます。

【診療】
　付属病院特殊歯科にて特別な配慮を要する障害がある人の歯科治療や口腔疾患の予防を担当しています。実際の診療では，行動調整法や必要に応じて麻酔科と連携し，全身麻酔等による歯科治療も行っています。また，当講座の医員は口腔健康管理部・口腔機能維持管理科・摂食嚥下リハビリテーション外来，子どもの口の発達外来およびオーラルフレイル外来のメンバーでもあり，口腔機能に問題がある発達障害児・者や要介護高齢者のみならず，すべての年代の方が口で味わって食べられるように指導を行っています。そして，通院が困難な方を対象に在宅歯科診療や施設への訪問診療も行っています。

【地域活動】
　地域で活躍している歯科医師の臨床研修を担い，障害者の地域歯科医療を後方支援し，より適切な障害者歯科医療を地域社会に提供することにも取り組んでいます。

【研究】
　当講座では，障害がある人の歯科医療に関連した基礎研究から臨床研究まで多面的に行っています。

研究内容

• 歯ブラシの清掃性や追従性を求める三次元的解析研究
• 箸による自食動作の発達に関する研究
• Ｄｏｗｎ症候群由来歯肉線維芽細胞に関する研究
• 高齢者におけるヒト口腔Candida属菌の詳細な分布調査
• ヒト口腔における薬剤耐性微生物の分布調査
• 特別支援学校における摂食嚥下指導に関する調査
• 肢体不自由児・者における栄養評価と摂食嚥下機能評価の関連に関する研究

関連ウェブサイト

食事支援における円滑な医療機関と教育機関の連携(医教連携)に向けて

連絡先