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学生,保護者,卒業生,関係者の皆様へ(松戸歯学部長メッセージ)


 このたびは,本学前理事長の所得税法違反での逮捕および元理事の背任容疑での逮捕・起訴に関し,松戸歯学部および附属歯科衛生専門学校の学生,保護者および卒業生,関係者の皆さまに,多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことに対し,松戸歯学部長として心からお詫び申し上げます。

 私は,学部長,そして,日本大学の理事,評議員として,これまで松戸歯学部および大学の運営に関わってまいりましたが,このような形で大学の信頼が失われ,皆さまに肩身の狭い思いをさせてしまったことは,非常に耐え難く,残念でなりません。

 4年前のアメリカンフットボール部の「危険タックル」事件,そして今回の事件と,不祥事が相次ぎ,加えて,新型コロナウイルスの感染が拡大されたことで,不安や心配を感じながらの学生生活だったのではないかと思うと,大変申し訳ない気持ちで一杯です。

 私は,昨年末,各学年の教室に直接足を運び,学生の皆さんに,今回の事件の概要説明とお詫びを申し上げました。本年1月12日には,教職員に対して,同様に事件の概要説明をいたしました。これからは,松戸歯学部長として,学生の皆さんが歯科医師または歯科衛生士国家試験合格に向けて,安心して勉強に励むことができる環境を整え,サポートすることが責務であると考えております。

 なお,ご心配されている方も多いかと思いますが,学費の値上げは一切行わないことをお約束いたします。

 日本大学の再生は,我々の責務です。皆さんのご意見に耳を傾け,大学運営の透明性を図り,日本大学の教育理念である自主創造の精神を,教育,臨床,研究の場に展開し,優秀な人材を育成してまいります。また,本来の日本大学の在り方を取り戻すため,我々は,第三者委員会による調査および日本大学再生会議の運営にも全面的に協力する所存です。

 松戸歯学部は,昨年,創設50周年を迎え,本年から新校舎建設に向けた事業が動き出します。今後も学生の皆さん中心の教学施策を推進していく所存です。

 皆さまが誇れる大学づくりを進め,日本大学の名誉回復に努めてまいりますので,関係各位におかれましては,是非ともご支援・ご協力を賜りたく,お願い申し上げます。


日本大学松戸歯学部 

学部長 小方 賴昌

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