研究装置 |
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稼働状況 | 月 日 |
製造会社・型 | 日立メディコ/HITACHI MEDICAL CORPORATION・ETG-100 |
設置場所 | 第2共同研究室 |
利用代表者 | 成田 紀之 |
特 色 |
脳の活動は,直接的には神経細胞の活動電位によって示されるが,この神経活動の結果,エネルギー代謝が活発となり,グルコースや酸素を脳に供給する局所脳血液量が二次的に増加することから,ヘモグロビンの濃度変化は脳機能の重要な指標と考えられている。 光トポグラフィーでは生体透過性が比較的高い近赤外光を用い,頭蓋骨の内側の大脳表面を頭皮上から計測する。その際,血中の色素蛋白質であるオキシヘモグロビン[Hb-O],デオキシヘモグロビン[Hb-R]の光吸収特性を利用して,脳活動に伴うヘモグロビン濃度変化を検出する。 本光トポグラフィー装置(ETG-100,日立メデイコ)は,780nmと830nmの2波長光を用いて,脳組織内のHb-O,Hb-R,および全ヘモグロビン[Hb-Total]の濃度変化を検出するとともに,多チャンネル光計測により大脳皮質活動を動画像化する無侵襲脳機能計測システムである。これまでに,本装置を用いて,手指の運動に伴う脳活動の画像化,さらには臨床的にてんかん焦点位置計測での有効性が確認されている。 |
利用方法 |
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