研究装置

ペインレスジェットDタイプ

稼働状況  月 日
製造会社・型 株式会社ヨシダ/YOSHIDA DENTAL TRADE Distribution Co.,Ltd.・Dタイプ フリーアーム付き
設置場所 口腔科学研究所先端歯科生体材料・技法開発研究室
利用代表者 池見 宅司
特 色 ペインレスジェットは粉末を高圧エアによって噴射させて歯面の付着物を除去する目的で市販されたものである。その後,酸化アルミナ粉末を用いて歯の硬組織の削除についても使用されるようになり,本器を臨床応用した場合,従来のエアタービン等回転切削器具に比べ,不快な振動や音が無く,痛みが少ないと報告されているが,粉末の飛散や削りすぎてしまうといった欠点も有している。特に,酸化アルミナの飛散に関しては,術者および介補者の健康問題あるいはエアタービン等の周辺機器に対する影響等が懸念されており,本器が一般的に普及していない理由の一つとなっている。しかし,患者に不快感や痛みを与えず短時間で窩洞形成ができ,罹患歯質の選択的除去の可能性を有しているという大きな利点を生かすためには,本器の改善あるいは周辺機器の開発が不可欠で,基礎的な研究を行う必要がある。定型的な窩洞の形に固執することなく修復治療がなされるようになった現在,粉末の飛散処理の問題解決とともに粉末の種類やエアの出力を変化させて,治療目的に添った利用法の確立が望まれている。
また,本器の利用方法として,チタン材料の研磨や義歯の清掃補助器具として,さらにCAD/CAMで作成した修復材の表面研磨等の応用方法が考えられる。
利用方法  

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