研究装置

実験用X線デジタル解析装置:70kVp コンピュレイ HR2タイプ

稼働状況  月 日
製造会社・型 株式会社ヨシダ/YOSHIDA DENTAL TRADE Distribution Co.,Ltd.・70kVp コンピュレイHR2タイプ
設置場所 動物センター1階(手術室)
利用代表者 松島 潔
特 色  本装置はX線照射器と解析装置で構成されている。従来のX線撮影においては,照射器のほかに現像器が必要であった。すなわち,専用フィルムを用いて,現像,定着を行って像を得ていた。しかし,本装置はフィルムの代わりに,CCD内臓センサーを用いており,X線が照射された時の情報を即座にコンピューターに送信し,X線写真像を数秒でモニター上に提示することができる。すなわち,これまでの撮影法では必要不可欠であった,X線フィルム,現像液,定着液,現像機が不必要となった。また,X線フィルムを用いる場合は,フィルムの劣化を考慮しなければならないが,その必要がなくなった。デジタル化した情報から,常に同一の画像を得ることができる。さらに,これまでデジタル写真からの解析率は,アナログよりも劣るといわれていたが,本装置はアナログと同等以上の高感度高解析を実現した。すなわち他のデジタルX線装置よりもセンサー感度が高く,画素数が多く,ピクセルサイズが小さくなっているため,画像が鮮明で,解像度が高くなっている。しかも,CCDセンサーにコントロールが埋められているため,同一物質の変化を追跡調査した場合,常に同条件で石灰化の密度(病状の変化)を分析できる。また,高感度であるために,従来よりも照射時間が少なくなった(約1/10)。この装置では,ソフトが豊富に用意されている。例えば,エナメル質う蝕や,象牙質う蝕を数値化することもでき,それによって1個の試料の変化を数字で追うことができるため,客観的評価を行うことができる。
利用方法  

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