いびきと睡眠時無呼吸症候群
今やわが国の3人に1人が睡眠に関わる問題を抱えています。睡眠不足は仕事や勉強の能率を低下させるだけでなく,労働災害や交通事故のリスクを高めます。さらに,生活習慣病やメタボリックシンドロームと深く関係しています。昔から「寝る子は育つ」と言われますが,睡眠中に成長ホルモンが分泌され,子どもの筋肉や骨が成長し,成人でも組織の修復や疲労回復が行われます。また,睡眠は疲れた脳を休ませるだけでなく,記憶を整理し,固定あるいは消去を行うので,勉強した後に十分な睡眠をとることが運動技能や語学の習得を促すことがわかってきました。

当外来は,いびきや睡眠時無呼吸等の睡眠障害を抱えていらっしゃる患者様に対し,睡眠検査(入院または自宅)から治療までを行います。睡眠指導とともに,医科のCPAP療法や歯科の口腔内装置を用いた治療あるいは口呼吸を改善する筋力トレーニングなどを行い症状の改善を図ります。

心地よい睡眠は日常生活を良質なものとし,健康維持へとつながります。いびきや睡眠時無呼吸にお悩みの方は,遠慮無くご連絡下さい。
いびき防止用のマウスピース。
下あごを前に出した状態で上下を固定します。
これにより咽頭部を広くし気流の流れを確保します。
鼻マスク式在宅持続陽圧呼吸療法



診療スタッフの紹介

医員(歯科):浅野 隆,鈴木浩司(睡眠指導士),和田万由子,本木久絵
医員(医科):坂巻達夫,大口純人,井上文央(内科),丹羽秀夫(耳鼻科)


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