口腔免疫学

所属メンバー

  • 准教授落合 智子
  • 助教瀧澤 智美
  • 助手(専任扱)小林 良喜
  • 大学院生Cai Yu,Jia Ru,萩原 美緒,草間 弘朝
  • 非常勤講師浪越 順,浪越 智実,桃井 文藝,田中 俊一
  • 研究講座員富田 直也,竹内 高士
  • 研究生佐々木 美香

講座の特徴

免疫の大切な役割の一つは私たちの体の中に侵入して病気を引き起こす細菌やウイルスなどから体を守ることです。血液やリンパ節にある白血球やリンパ球がその役目を果たしています。では,病気を引き起こす細菌やウイルスはどこから侵入してくるのか?
そこで,私たちの体の構造を突き詰めてみると,外側を皮膚,内側を粘膜で覆われた管腔状の構造物と考えることができます。つまり,内腔表面を形成する粘膜面は病原性細菌やウイルスをはじめとする無数の病原因子に常に曝されていることになります。ちなみにヒト1人の粘膜表面の面積は実にテニスコート1.5面にも相当するといわれています。
近年,粘膜組織の免疫システムに関する研究が急速に進んできて,粘膜組織はそれ自体が免疫組織であり,体の中の血液やリンパ節にあるリンパ球を中心とした免疫システム(全身系免疫)とは独立した独自の粘膜免疫システムが存在することが明らかになってきました。呼吸や食物を食べるといった生きるために必要な行為により外界からの細菌やウイルスが粘膜組織を介して体内に侵入してくることを考えれば,こうした粘膜免疫システムの存在は生体を感染から守るという点で非常に合理的です。
また,粘膜免疫システムの解明に伴って粘膜面の分泌液中に免疫応答を誘導する,飲む・吸う(経粘膜投与型)ワクチンの開発が進められています。注射によるワクチン接種では粘膜面に免疫応答を誘導するのは非常に難しいのですが,経粘膜投与型ワクチンは粘膜表面と体の内部の両方に免疫応答を誘導することが可能となります。
私たちの研究室では口,消化管を中心とした粘膜免疫システムの解明,また,粘膜免疫を応用した新時代のワクチン開発をめざしています。
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